ソーラーシェアリング
農村地域の振興策として、注目されるソーラーシェアリング
ソーラーシェアリングとは
営農型太陽光発電
ソーラーシェアリングとは、現在農業をしている畑地や田んぼ等に、太陽光発電システム用の支柱を立てて、その下でこれまで通り作物を育てることができるようにするものです。
産業用太陽光発電制度により、遊休地や空き地で太陽光発電事業が人気を集めています。農地や田んぼ、茶畑といった営農と共存を可能にしたのが「ソーラーシェアリング」です。
様々な研究や実験を重ねてきたことにより、太陽光パネルの配置の仕方により、作物に影響していた雨風を適切に遮ることでさらに効率的な営農を実現することが可能になります。
ソーラーシェアリングはより身近な存在へと発展しています。
ソーラーシェアリングのメリット・デメリット
メリット
複雑な農地転用手続きなしで発電可能売電により安定した収入を得られます。
また、日当たりが良く、発電に適しています。
○支柱があることのメリット
防虫網や害虫防護柵の取り付けが容易で、支柱に監視カメラの設置ができ、管理できます。
○太陽光パネルがあることのメリット
遮光効果で作物の旬の期間を長くできる・酷暑によるコメの白化防止・日照りに強い雑草の抑制・日陰ができる為、猛暑時の作業緩和
デメリット
・支柱を建てるため、大型の農機での作業がしにくくなる
・3年毎に更新の許可が必要
・初期費用がかかる
農水省からの許可条件
農林水産省は、2013年3月に、「支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取扱いについて」を公表しています。
農林水産省が示した指針の概要
- 柱の基礎部分について、一時転用許可の対象とする。転用許可期間が3年間以内であること(問題がない場合には再許可可能)
- 支柱は簡易な構造で、容易に撤去できるものであること
- 農地における適切な農業の継続が確実であること
- 農地における単収が同じ年の地域の平均的な単収と比較して概ね2割以上減少しないこと
- 年に1回の報告を義務付け、農産物生産等に支障が生じていないかを確認すること
お電話での問い合わせ
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